残響時間が60dB減衰するまでなのに対して,EDTは10dB減衰するまでの時間。残響感との相関が高いと言われている。
室内音響の心理評価のための物理指標の一つで、音源を停止した後、室内の音のエネルギー密度が定常状態に対して10dB減衰するのに要する時間を6倍した値。初期減衰時間ともいう。残響時間より残響感との相関が高いと言われている。(音響用語辞典 コロナ社)
残響減衰波形の初期レベル(定常状態のレベル)に対して、0〜-10dBを回帰区間とした場合の回帰直線の減衰率から求める残響時間を初期残響時間(Early Decay Time:EDT)と呼ぶ。EDTは、残響時間より主観的な残響感に対応するとされている。残響時間よりも優れた空間の響きの品質評価指標であると言われる場合がある。(2010 村田)
直接音到来後、初期の10dB減衰から読み取った残響時間を指します。減衰波形が完全な指数減衰である場合は、残響時間と全く同じ値になります。しかし、音圧レベル減衰波形が折れ曲がり等を示す場合、主観的な残響時間(すなわち残響感)は比較的初期の傾斜で決まるという実験結果があります。この初期残響時間はそういった実験から提案されました。(日東紡音響エンジニアリング http://www.noe.co.jp/product/pdt4/ot/ot03.html)
残響感を表す指標。V.L.Jordan(Lit.A3)は、残響感が減衰曲線の初期の傾斜に対応するとして、10dB減衰に要する時間を6倍して指標とすることを提案し、EDT(Early Decay Time)とよんだ。他に初期の10dBでなく、15dB、あるいは20dB減衰の時間をもとにする提案もある。【建築・環境音響学 第3版 前川 純一ら著】p.61